二学期初日、いつも通りに家を出た。 少しだけ予想してたけどぴったりと同じタイミングで出てくる葉介。 目が… 合わない。 さっさと行ってしまう葉介を、鍵を急いでかけて追いかけた。 「葉介!」 いつも見てるだけの背中に、螺旋階段からあたしは声をかける。 葉介は、少し止まりそうだった足をまた動かす。 …無視…。 ショックを受けながらもあたしは螺旋階段を駆け下りた。 そして、葉介の前に出る。 「昨日、爽介と話したんだよ。」 葉介は、何も言わずに歩く。