紫陽花なアイツ


「あ…えと、葉介?なんで怒ってるの?」

「…別に。」

「え?え?」

「なぁ夜志乃、俺の走る姿がどうだっけ?」

「好きだよ。」

あたしが言った後、爽介が床に突っ伏して爆笑した。

あた…あたし、遊ばれた!?

驚きのあまり、口が開いた。

笑みを浮かべる葉介は、爽介を見ている。

「爽介ー、お鍋持っていってー。」

キッチンの方から葉介のお母さんが声を張り上げる。

「はいよ!!」

良い子な爽介は、立ち上がりキッチンに行った。