紫陽花なアイツ


中身が零れそうになる前に葉介に止められた。

お礼を言って、また呆然とした。

何故?

別れた理由を聞きたいんじゃない。

「…んで彼女の話?」

つくづく痛い所に噛みついてくる。

「この前、険悪な感じだったから。」

席を立って、あたし達はフラフラと歩いた。

罪悪感が募ってくる。

あたしは葉介と一緒にいてて良いの?

恋心を抱いたあたしは、葉介とはもう幼なじみでは居られない気がした。

でも、子供を孕んでしまった女がいて…。

頭がごっちゃになった。