「ミサキーっ♪また来たよー」 「あっ、雛ちゃん♪」 あたしとミサキは、しばらく話していた。 「ねえねえっ、あたしの彼氏、今この病院に入院してるんだけどっ!ミサキのこと紹介したいー」 「えっ、いいの?!あたし、じゃまじゃない?」 「全然♪いこいこっ」 「うんっ…」 あたしは、ミサキを連れて凪ちゃんの病室に向かった。 ……今日もミサキは、甘い甘い、イチゴの香りがしていた。 .