夕食後、蒼に教えられながら、ドイツ語の課題を済ます。

蒼は大学に通って無くても、いろんな事を知っている。

蒼の本棚の本は、大抵が難解すぎて、私には理解できない。

とても分厚くて、中の字も細かい。

それが、天井までの本棚に、びっしりと並んでいる。

因みに、私の部屋には小さな本棚しかない。

私は普段、雑誌しか読まないので、私の部屋の本と呼べるものは、大学の教科書・参考書程度だ。