私はたまに、蒼に私の声が聞こえ無くならないか、心配になる。 その不安は、いつも私に付きまとっていて、消える事はない。 「やっぱり一つ持つよ」 「いぃってば。重たいし」 「蒼の手が、両方塞がってたら、私と手を繋げないもの」