「…こういう事がしたかったのか?」 ホックがパチンと外されて、海が言う。 「え?」 「澤田と、他の奴と。」 背中を撫でられて、ゾクリとする。 「海が、女の人と歩いていたから…。」 「女…って、蝶の総長だろ。」 「へ?…あっ。」 脇腹に回った手が冷たい。 蝶の総長って、あの背の小さいあの子? 茨が、知らないわけ無いと思うけど…もしかして知ってて言った!? 「…しかも、酒どこで飲んだんだよ。」 頬に触れる手は優しくて口付けされて、舌が咥内に入ってくる。