私はガードレールに寄りかかって、サンダルを履く足を見つめる。 そんなに女の子に見えないかな…。 「あれ、雨水ちゃん。」 顔を上げると、澤田さんがいた。 「海待ってんの?」 「…違います。知らない人待ってるんです。」 「知らない人?」 疑問符を浮かべて、私の隣に座る。 いつもより私の舌は饒舌で、事の経緯を話した。 「雨水ちゃんに話しかける奴なんてそうそう居ないな。海の彼女だって知られてるし。」 そうだったんだ…と今更ながら気付く。 「じゃあさ、俺の店おいで。」 …え。