思わず目をそらすと、耳元で囁かれる。 「俺より先に眠んのかよ?」 甘いその声に目を閉じかけた。 「そ…そんなわけじゃ…。」 「…お前。」 長い指を唇に当てられる。 心の中がキュッと締め付けられた。 「居なくなりそうで怖い。」 いつか聞いた言葉だった。