“生きるのを諦めないこと”

約束をした。

中学を卒業する時、友達と。

私がもう動かないと思ったのか、手足は自由だった。

「…止めて下さい。」

震える声で言う。

そして、女の手首を掴んだ。

舌打ちが聞こえて、また背中を蹴られる。

やっぱりこの人種は、カルシウムが足りていないと思う…。

呆気なく私の手は離されて、今度こそ最後だと感じた。

「楽しそうね。」

新しい女の人の声がした。

「あ、コロウさん…。」

コロウ?