それで、結構金は持ってたから。 手術を受けるって決めた。 それを…京だけに打ち明けたの。 その時から、あたし等、絡(ツル)んでて。 まだその時は、恋人とかじゃなかったけどね。 「…京、なんて言ったの?」 九条さんは極上の笑顔をみせながら、答える。 「『自分を否定するな』って。」 京はああやって、ヘラヘラチャラチャラしてるけれど。 九条さんの事をちゃんと見ていたんだ。 「『もっと、自分が自分だって事に誇りを持て。』…その言葉聞いた時、ぷっつんってなんか切れたんだよね。」