至近距離恋愛 -Hero-

「俺がバーテンやってるバイト先にも、何回かオンナと来た事あるしな……。しかも、毎回違うオンナ連れて来てる……」


最後にそう言って黙り込んだ雷に、もう何も言い返せなかった。


いつも繋がらない携帯電話…。


何を訊いても、誤魔化されてばかりの日々…。


やけに多い、女友達…。


色んな事に不安を感じていたあたしは、ずっと稔に不信感を抱いていたから…。


そして少しずつ積み重なっていた不安が、たった今確信に変わった気がした。