至近距離恋愛 -Hero-

いきなり真剣な顔をして、何を言い出すのかと思っていたら…


「あんな奴、どうでもイイやんけ」


雷はどこか不機嫌にも見える顔で、ため息混じりに言った。


その一言に、すごく腹が立った。


雷にとってはどうでもいい事でも、あたしには違う。


『どうでもイイ』なんて言った彼を、本気で殴りたくなってしまった。


「ふざけんといてよ!」


込み上げて来る怒りを、必死に抑えていたけど…


「ふざけてへんし」


そう言った雷に、益々腹が立った。