至近距離恋愛 -Hero-

何故か自信満々に言った雷に呆れたあたしから、深くて大きなため息が漏れた。


毎朝、コーヒー牛乳の為に起こされる度に思う。


こいつの脳みそは、小学生レベルなんちゃうか……


って…。


不満そうな雷を睨むと、彼はあたしの髪をグシャッとした。


「何やねん!言いたい事があるんやったら、今のうちにハッキリ言うとけ!」


「コーヒー牛乳くらい自分で淹れたら?」


あたしはそう言い放って、不機嫌な顔のままベッドから降りた。