「ねぇ、あたしの事いつから好きやったん?」


家に帰ってすぐ、さっきから抱いていた疑問を口にした。


「子供の頃から……」


「じゃあ、あたしが告った時、何で振ったん!?」


「それは……からかわれたんやと思って……」


「人が勇気出して告ったのに、最低っ!!」


「ごめんって!」


あたしが膨れっ面をすると、雷は慌てて両手を合わせた。


「チューしてくれたら許す……」


するとクスッと笑った彼が、甘くて優しいキスをしてくれた。