驚いているあたしに気付いていない稔は、更に得意気になって話を続ける。
「しかも簡単に金出すから、またしばらくバイトせんでもイイわ!今会ってるオンナもわりと簡単に金出すし、今度お前にも奢ったるって♪」
さっき稔があたしに返したお金は、彼が稼いだ物じゃない。
他の女の子から借りたお金で、あたしへの借金を返したんだ…。
しかも…
それどころか、稔はバイトもしていない。
あたしはあまりにも呆れ過ぎて、彼に声を掛けるのをすっかり忘れていた。
「しかも簡単に金出すから、またしばらくバイトせんでもイイわ!今会ってるオンナもわりと簡単に金出すし、今度お前にも奢ったるって♪」
さっき稔があたしに返したお金は、彼が稼いだ物じゃない。
他の女の子から借りたお金で、あたしへの借金を返したんだ…。
しかも…
それどころか、稔はバイトもしていない。
あたしはあまりにも呆れ過ぎて、彼に声を掛けるのをすっかり忘れていた。



