面と向かって、シュンくんに自分の気持ちを伝えよう。


シュンくんを傷付けてしまうかもしれない。


でも、あたしにとって大切なのは隼人だから。


『迷惑なの』って、ちゃんと言わなきゃ。



すると、シュンくんは一度校門付近をじっと見つめた後ニコリと笑った。



「今日はとりあえず帰るね?でも、夜暇だから電話していい?」


「え……?」


電話って、何のこと?


あたし……シュンくんの番号……知らないよ?