スリスリしてくる上田君から離れて
クラスを見渡した。
ポカンと口を開けて固まる一同…
女子も男子も…ポカーン……
「お前…神崎………?」
「はい。そうですけど?」
「「「え゛ぇ゛ーーー!!?」」」
教室を揺るがす程の、大音量…
あたしは耳を押さえた。
うるさい……
「か、か、神崎だと……!?」
男子達が、顔を赤くして口をパクパクさせる。
金魚みたい………(笑)
「顔赤いのは、熱でもあるんですか?」
近くにいる男子に問い掛ける。
「いやっ………神崎さんって天然なんだ…」
「???…どこが?」
さらに問い掛ける。


