「そこまで、杏ちゃんが言うなら…

黙っててあげる♪」



ニコッと笑って約束してくれた。




よかったぁー!

これで安心出来る!







しかし、この約束が


後にあたしを



苦しめるとは思ってもいなかった。



“あの陸”のお姉様であるということを



忘れていたんだ。















撮影が全て終了し、



スタジオを咲さんと出る。



「…さて、お買い物に行きましょ♪」



げ、元気だなぁ〜…



あんなにいろいろと撮影して

疲れてるはずなのに、そんな顔一つ見せない。




凄い人だよね…!




「まずは、杏ちゃんのスリーサイズ測りに行くよ!」

「えぇ!?」


素っ頓狂な声を上げる。