「…うん、わかった。 メイクお願いします! メガネ外してやって下さい♪」 スタッフさんに、あたしの支度を頼む。 「咲さん!?」 あたしの話…聞いてた? というか、この姉弟は人の話を聞かないのか…? 「さぁ…着替えましょ♪」 ズルズルと咲さんに手を引かれ メイクルームに入った。 「杏ちゃん、着れた?」 即席の着替えルームの中に咲きさんが声を掛ける。 「い、一応……」 答えた瞬間 カーテンを開けられる。 「よしっ…次はメイクね」 着替えたあたしの手を引き、大きな鏡の前の椅子に座らせる。