左腕には、点滴がしてあるから、右手だけなんだけど……。
「……あのさ……」
「ん……?」
体を揺らして聞き返して来た。
「本当にさ……あたしなんかが隣にいて良いの?」
「は………?」
「だって…陸の周りには、綺麗な子はたくさんいるし…地味子がいて良いのかと思って……」
言い寄られた人数は、数え切れないくらい…いたはずだもん…。
下を向いて、唇を噛む。
「はぁ…………」
何故か、ため息をつかれた。
肩から顔を上げて、あたしの両頬を手で挟む。
「“あたしなんか”じゃなくて、“杏だから”欲しいんだよ」
真っ直ぐに、目を見て言われた。
「良いの…?何の取り柄もないし、地味で、ブスで、貧乳でずん胴だよ…?」
「……あのさ……」
「ん……?」
体を揺らして聞き返して来た。
「本当にさ……あたしなんかが隣にいて良いの?」
「は………?」
「だって…陸の周りには、綺麗な子はたくさんいるし…地味子がいて良いのかと思って……」
言い寄られた人数は、数え切れないくらい…いたはずだもん…。
下を向いて、唇を噛む。
「はぁ…………」
何故か、ため息をつかれた。
肩から顔を上げて、あたしの両頬を手で挟む。
「“あたしなんか”じゃなくて、“杏だから”欲しいんだよ」
真っ直ぐに、目を見て言われた。
「良いの…?何の取り柄もないし、地味で、ブスで、貧乳でずん胴だよ…?」


