ため息まじりに、陸を見た。


「……言ったな?絶対に作って来いよ?」



「はいはい…」と言い、話を終わらせようとしたら……


パクっ♪

「あぁ〜!!あたしの卵焼き食べた!!」


またもやおかずを取られる。


さすがにイライラして、ギロッと睨んだ。

食べ物の怨みは忘れないんだからね!!



「なに?…そんなに卵焼き食べたかった?」

「・・・・・・。」


無言で睨み返す。


「しょうがねぇな……」

陸の表情が妖しく光った。


「……なに!?……んっ??……」


警戒して離れようとした瞬間
引き寄せられ口を塞がれる。



それに、メガネも一瞬で抜き取り……


甘いキスを落とす。