「――…っ…」 「あれ…?陸…顔赤いよ…?」 「…なんでもない」 下から覗き込んだけど、陸がパッと顔を逸らした。 なんでだろ…? 教室暑いのかなぁ?? 首を捻る。 「……鈍感天然娘が」 「ん…?何か言った?」 陸の声が小さくて聞こえなかった。 「杏ちゃん、お勉強しようか……?」 「えっ?…今やって……… ひゃあっ…!」 「さ…始めっか♪」 ニヤリと口端を上げる陸。 「ちょっ……ムリッ……! こりじゃあ…勉強出来ないっ」 「いいじゃん。 俺としては、こっちの方がやりやすい」