ん…?



なんか視線を感じる。



「…柚莉だよね。」


チラチラと見ながら、柚莉から離れる。



しかし、視線はあたしを追いかけて来る。




なんで…?



「柚莉、あたしの体にゴミとかついてる?」


「は…?」


「だって視線感じるもん。

どこか、可笑しいんでしょ?」


「・・・・・・。」





それは、杏樹。

あなたが地味子ではなく、本来の姿でいること…


そして、あまりにも可愛い容姿なので


クラス中目を見開いて驚いているんです。



気づくこともなく、
ゴミがついてるから見られてる


という鈍感娘の杏樹を


柚莉は呆れながら見ていた。