地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



ひょいっと腰を掴まれ抱っこしたまま

陸が移動する。




空き教室だけど、机や椅子は何個かあるんだ。




あたしをその一つの机に乗せる。



カタン……


「きゃっ………!?」


机が揺れてバランスを崩し、陸の体にしがみついた。





すると…………



「…そういえば、誰かに触られてねぇよな?」


下から覗き込まれる。



「触られてはないよ?
……抱きしめられたけど」


「へぇ…誰に?」


「…上田君」



「…………懲りねぇな」





クスッと呆れた笑いをこぼす陸。














「なにしてるの?」




「言っただろ?
…カラダに教え込ませるって」



そう言って

チャイナドレスのボタンを外していく。