地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐

抱き寄せる腕の力が強くなる。




「…少しは自覚しようか?」


「はい…?」



ますますわからなくて
頭上に?マークをいくつも上げた。





「自分の格好が、どれだけ男を誘惑してるのか…
わかってんの?」


「ゆ、誘惑!?」


「白い肌に赤のチャイナ。

体のラインは、バリバリ出てるし…

ミニ丈なんて…触って下さいって言ってるもんだろ」



「クラスの女子と、変わらないんだけど…?」







はぁ………とため息をつかれた。




なんでチャイナ服着たらいけないんだろう…?



似合わないのは、充分わかってるし…


でも、それが理由とは言えないよね?





「…もういいや。


カラダに教え込ませるから」