赤の花と蝶の描かれたチャイナドレス サイズがピッタリらしく カラダのラインが出ている。 長くてサラサラの黒髪は、耳の後ろ辺りで二つのお団子にし 軽くメイクがされて 細くて白い手足が、ミニ丈のチャイナから伸びている。 そこにいたのは、 自分が唯一興味を持ち、 惚れて夢中になっている 杏樹がいた。 メガネを外し、本来の姿のままで 自分を見ている。