ピピッピピッ♪

目覚ましが鳴る。


「う~ん・・・。」


私は両腕を上げ、伸びをした。


「あっ・・・。」


今日は日曜日。1日中バイトの日。

ん?あれ?私、日曜日にバイトなんて入れていたっけ?

まぁいいか。


私は自分の部屋から出て階段を下りた。

お母さんが、台所でコンコンコン♪と何かを切っている。

お父さんはというと、ソファーに座ってTVを見ていた。


「お母さん何か手伝う?」

「じゃあ、パンを焼いて?」

「うん。」


私は、パンにチーズを乗せトースターに入れる。

いつもと変わらない風景。

そう、いつもと変わらない1日になるはずだった。