─────ガラッ
そんな効果音をつけて、扉を滑らせた。
その直後、あたしに声がかけられた。
「あ、おい君!! 転校生だって言う天宮瑠依君か??」
40過ぎたくらいの元気な男。
たぶん、いや、絶対体育担当教師だろう。
それぐらい、色が濃くて・・・
声だってはきはきしてた。
「・・・あ、俺、瑠依です。 よろしくお願いします・・・」
声のトーンを下げているとは言え・・・
緊張の瞬間だった。
転校初日に・・・しかも、
挨拶中に女だってばれたら・・・
お母さんに殺されると思う。
いや、コレ冗談抜きで。
そーゆー親なんだよ・・・
元女優かなんだか知らないけど・・・
無性に腹立つ!!
「・・・おーい。 聞いてるか??」
へ??
思考を反転させると、そこには先生の顔が。
不思議そうにこっちを見ている。

