「瑠羽ちゃんは3年A組だから♪」
「A組・・・」
「?? どーしたん??」
「ううん・・・少し緊張して・・・」
校舎までの道。
これから毎日歩くのであろう道。
いや、走ることになるかもしれない。
「あ、そーいやー」
「・・・ふぇ??」
「瑠羽ちゃん、偽名だからね??」
「は?? 何が・・・」
「何って、名前だけど??」
「だから・・・」
─────あ・・・。
続きを口にしようと思ったそのとき、あたしは気付いてしまった。
「あたし・・・男の名前じゃない・・・」
「ピンポン♪ 瑠羽って名前じゃダメだろ??」

