これまでただ、周りに流されて。 寂しいから言われるままに。 そして自分を傷つけたいが為に許してきた体。 アキちゃんは変わらず綺麗で、間違いなく魅力的だったけれど その誘惑を断ち切ることが出来た自分に自分でも驚いていた。 そして、何故だか妙にさっぱりとした気持ちになる。 バイバイ、アキちゃん。 ……そしてありがとう、アキちゃん。 ようやく、お別れの言葉をいう事が出来た。 あの頃には決められなかった自分の気持ち。 今、決まったよ。