最近はるかは、ダイスケと付き合い始めたことを、正直にあたしたちに打ち明けてくれた。

そしてそれ以来、あたしは無意識に彼女を避けてしまってる。


わかってる。

はるかは何も悪くない。

あたしの気持ちを知らないんだから、悪気なんか全然ない。

そもそも誰と付き合おうが、本人たちの自由なわけで。


なのにあたしときたら。

完全な八つ当たり。


素直になる勇気もないヤツが、はるかを責める権利なんて、どこにあんのよ……。





今日の飲み会は現地集合。

あたしが着いたときには、ほとんどのメンツがそろってた。


乾杯してしばらく経ったころ

「お疲れ~ぃ」

ノーテンキな声が割り込んできた。