夕方になって私は目が覚めた。 もう、本当に忘れなきゃ。 私は銀次…山野にメールした。 長い文章の中に沢山の思いを 交えたメールを送った。 やれるだけのことはやった。 だから後悔はない。 メールが来た。 『いつまでも、ずっと俺の 友達でいてくれよ? 今までの思い出、俺も 忘れないから美幸も 絶対忘れないで。 大人になったら笑って 思い出話しよう?』 涙がこぼれた。 だけどこれは悲しい涙じゃない。 新たに生まれた友情に 私は笑った。 #