このまま時間が止まればいいのに…。



でもこの朝の倉庫ですごす時間はすぐに終わっちゃうのが現実…。



「俺先に行くから」

「うん…」

「サチ?」

「はい?」



チュッと軽目のキス…。



先生は絶対キス魔…。



隙あらばとかじゃなく、そばにいたらさりげなくしてくる。



一緒にソファーに座ったらお腹とか肩に手が回って来るし…。



スキンシップ多すぎてクラクラしちゃう…。



「始業式とかマジだりぃ~」

「先生のくせにぃ…」

「学生んときは1回も出たことねぇよ…。じゃ、遅れんなよ、龍ヶ崎」



ここからあたしと先生は教師と生徒に戻る。



彼女面はできない…。



久しぶりの教室に行くとまだ早いのに先生がいた。



「その髪いいわ~。どこで切ってんの?」

「友達が美容師だから家で切ってもらってる」

「その人どこの店!?」

「教えねぇよ!!私生活までバラすわけねぇだろ!!」



男のコが先生を手本にする…。



先生はみんなの憧れ…。