倉庫の王様

俺達の入籍はまだ先。



俺は理事長で、やらなきゃいけないこともたくさんある。



サチはスグル君の店で働き、アクセサリーを作りながら趣味でぬいぐるみも作ってる。



夜中まで作業してたり、早く店に行ったり。



楽しそうでなによりだ。



で、学校。



「生徒とデキてるなんて理事長失格じゃありません!?」

「いえ、在学中はなにもありませんでした。この時代には珍しい政略結婚といいますか…」

「政略!?」

「えぇ、コンピューター関係の会社の娘さんですから」



麻飛さんがこう言えと俺に言った。



どんなバッシングでも受け止める気でいたのに、俺が職を失ったら困るのはサチだからって。



おかげでうちの学校はパソコン関係の授業が増えた。



あの人は本当に尊敬する…。



「あなたという人はどこまでも不真面目だ…」

「でも嫌いじゃないでしょ?教頭」

「嫌いです。あなたみたいな理事長、早く辞任なされたらいいと日々思ってます」



俺は好きだよ、教頭先生。