帰りたくなくなっちゃうんだけどな…。



でも今日の先生はちょっと狼だから言わない。



食べられちゃう。



イヤじゃないんだけどやっぱり恥ずかしい…。



「学祭終わったらまた別荘行く?」

「いいの?」

「約束したしな」

「先生超好き…。父に聞いとくね?」



ジャケットにスッポリ入れられたあたしは夜景より先生。



少し寒いけど心が暖かい…。



大大大大好き。



「多少忙しくなるから会えなくなるかも」

「学祭で?」

「そんなとこ。朝は平気だけどって…どっぷりハマってんだな…」



大丈夫だよ、あたしもハマってるから。



こんなに大好きなんてわかんないだろうけど…。



「チューしていい?」

「届くのかよ」

「引っ張る…」



首に回した手を引き寄せてキスした。



今日1回目…。



もっとしたいな…。



「そんな目で見んなよ…。言っとくけど車でだって襲え…」

「ごめんなさいっ!!」



やっぱり今日は近づかない方がよさそう…。