罪に、罪を重ねた。 必要の無い事を繰り返した。 想いを相手に伝える事が、 理解し合う事が、 苦手だった。 誰に似たのか、 自尊心が高かった私は、 たった一言が言えなかった。 「全て私が間違っていた」 「殺して下さい」 「お願いします」 私は最悪の人間。 もはや、 人間ではないのではないか。 鬼、悪魔。 そう、きっとその類い。