そして秘密の〜番外編〜

しょうがねーなぁ。



「抱き合ってたり、キスしたりしてたのを見られたならマズイだろうけど……俺が我慢してそんな事してないんだから、大丈夫だろ」



俺の言葉に、美雪の表情が変わった。

一瞬、キョトンとした後で、ちょっと怒ったような……でも、少し照れてるような顔をした。



「涼のバカ。こんな大勢の人が居る所で、そんな事言わないでよ」

「何々? 聞こえなーい」



本当は聞こえていたけど、回りが賑やかなのでワザとそう言って、少しかがんで美雪の方に耳を傾けた。