その後、俺達は何事も無かったかのように、また日常のいつもの会話をしながら、肩を並べて歩いていた。



俺達の間で、今更、『好き』とか『愛してる』とか……言葉で言わなくても大丈夫な気がした。



もしかしたら、いつか言葉に出して言いたくなる時がくるのかもしれない。

けど。



それは自然の流れでいいと思った。



だって、先は長い。

なんたって、生涯共に生きるんだから……。