でも、慣れなきゃね
「わかった」
そう言うと扉がパタンと閉まった。
「君花様」
振り替えると右側には男物の衣装
左側には女物のドレス
「ドレス?」
その真ん中に侍女がいた。
「ええ、王子は女装癖がありまして
城の中では女装をしていられました。
あの容姿なのでとてもお似合いで愛くるしく男性にお人気で」
「あらやだ」と言いながら侍女は口を止めると私を部屋の真ん中に招き入れる。
「ドレスをお選び下さい。明日の外行きはもう仕立ててあります」
お選び下さいって言われてもなあ
ドレスは見えてる部分だけでも数えきれない程ある。
「私、こういうの凄く苦手なので選んで貰えたら嬉しいです」

