名前を呼ばれて腕を引っ張られた。 お兄ちゃんじゃない…。 「タケちゃん…。」 「もういいから。」 全部、聞いてたんだ…。 「…俺は最低な奴だから。だから夏紀がかばう必要はねーよ。」 タケちゃんは帰ると行って家から出て行った。 タケちゃんはその日…私の家に戻って来なかった。