抜けるような白い肌を持ち、綺麗な細長い指を持て余すように弄びながら、最後に彼女は云った。 『この町の連中は……オマエだってそうだ。みんな、あのオンナと同じさ』 『だから、アタシに訊いても無駄だよ。これ以上は何も喋らない。自分で気付けないヤツは全部同じクズ野郎さ』 彼女が殺したのは、 彼女の…… 実の母親だった。