『それからな』『最後にひとつだけ』と別々に口を開き、それから声を合わせて云った。 『教えてやるよ』 『この後、【サイレンス】にも会うんだろ?』 『アイツはなぁ、喋らないぜ』『いや、喋れないの間違いだろ?』『どっちでも同じじゃねぇか』 『なんたって、オレ達ですらアイツが喋ったとこ……ちげぇな。口を開いたとこなんて、一回も見たことねぇからな』 『まぁ、せいぜい頑張んな、おバカな記者さん』 そう云って、二人はケタケタと笑いながら部屋を出て行った。