四人目。 アンツ。 『ボクの場合は正当防衛にはならないのかい?』 明朗な声色ではっきりと話す彼の第一声はそうだった。 長身で細身の身体からこぼれる低い声ではあったが、とても印象の良い朗らかな喋り方をした。