町の入口には古びたガソリンスタンドがあり、中央付近には町の人口の半分の数を焼き上げるのが日課の、たいして美味くもなければ不味くもないミートパイを出す店があり、人々が日々たむろする。 ついでに云うならシナモンパイが食いたければ、この店でしか食えない。 そんな小さな町だ。