三人目。 レスリー。 レスリーは僕と話すことを拒みはしなかったが、おそらく始めから乗り気ではなかったのだろう。 渋々といった態度があからさまにその薄い唇に漂っていた。 元々、口数も少なく冷めた態度が身に染み付いているのだろうか、彼から話を訊き出すのは骨の折れる作業だった。