「かん、しゅう?」


聞き慣れない単語に僕は首を傾げる。


「かんしゅうは缶を蹴ると書きます。一週間前ここにいたあなたならわかるとは思いますが?」


……えと、マジ?


「私達は缶蹴りを主な部活動としています。だから【缶蹴同好会】」


「……冗談。でしょ?」


「冗談?君のパンツ強盗の事?」


あぁこの人(バカ)は一体何を言っちゃってんだろ。


僕の知らない前科を付け加えるなよ。


「君のパンツを強盗してやんよ★」


本当に何言ってんだよ…。


ていうか僕が被害者なのかよ。


「姫様。話をズラさないでください。神奈河さん、私の言った事は全て事実です。私達は真面目に缶蹴りをやっているのです」