思い通りになんかいかなくて 世界が広すぎると 知ったのはいつ? 不安定に揺れる地の上に 朧気に浮かぶ 月に何故か泣きたくなる 頬を撫でる冷たい滴が 包む温度 果てしなく思える世に 波は絶えず 平静装った表情(仮面)の下 荒立つ心に暖かさを望んだ けれども伸ばした手は 臆病に沈む (“弱さ”が怖くて) (素直に言えない) (抱きしめて、) 掠れた月を見上げ、