悪魔のクッキング

「さあ! 食べましょう!」

食卓には全ての料理がそろった。

そして家族の人数もそろった。

「いただきます!」

四人の声がキレイにそろい、まずはハンバーグに手が伸びる。

「うん! 美味しい!」

「本当だ! 美味しいね!」

「美味いよ、母さん。味付け変わった?」

「うふふ。お肉屋さんが、良い仕入先を見つけてくれたのよ。これからお肉が美味しく食べられるわよ」

「「わあーい!」」

「明日は焼肉な」

「はいはい」

―平和な家庭の食卓の光景が、そこにはあった―




材料を抜かせば。