暖かい… ピンク色… レース…………ん? 僕が、むくりと起きると、そこはファンシーな一室だった。 ピンク色の布団に、しっかりとした造りのベッド。 至る所にレースが飾られ、ぬいぐるみや人形やおもちゃで床が見えない。 その代わり、生活用品は全くと言っていいほど無い。 その部屋で、僕を見つめている気配に気付き振り向くと、そこにはゴスロリを着た少女が座っていた。 「…早乙女さん?」